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日本海軍 戦闘機 日本海軍 爆撃機/攻撃機 日本海軍 偵察機/飛行艇/哨戒機/特殊攻撃機 日本海軍 試作機/その他 |
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考証機材と資料リポート | |||||||||||
丸 2017年 07 月号 ★★★★★ 考証機材 : 桜花複座型 青葉 |
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2017/6/8更新 現存する桜花複座型のカラー写真が4ページ18カット紹介されています。 練習機として2機作られた機体の1機が、現在ピマ航空宇宙博物館でレストアされています。 単体となったレストア済みの可動風防や主翼はカバーがかけられており詳細は不明ですが、主翼や尾翼が外された胴体はいろんな部位のクローズアップ写真が掲載されおり、リベットラインや内部構造もよくわかります。 胴体のあちこちに穴などの損傷がありますが保存状態は良く、機首先端は鋼材が使用されているようです。 胴体上面は濃緑色で塗装され胴体下面は明灰白色で塗装されています。 主翼取付け箇所にはロールアウト時の基本塗装である黄橙色がのぞいており、元のオリジナル迷彩も見ることができます。 胴体には前後の固定風防も付いており前席の可動風防は横開き、後席の可動風防はレールが片側2本の計4本ついています。 これは可動風防の左右前端と左右後端がレールと接続する形となっています。 また、固形燃料のエンジンは1基取り付けられており、噴出口のクローズアップ写真も紹介されています。 この機体は練習機のため着陸用の橇がつけられていたのですが、その取付け部の写真も紹介されています。 この写真では橇はついていません。 写真数は18カットと多くはありませんが、他に操縦席内部や尾翼取付け部の写真など情報量の多い貴重なカットが紹介されています。 グラビア写真集では戦後すぐに米軍に撮影された、重巡洋艦青葉の当時のモノクロ写真が7ページ紹介されています。 「この世界の片隅に」でも紹介された有名なカットや、爆弾の被害状況のカット、艦橋付近のカットなどなどが紹介されています。 |
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秘蔵写真で蘇る日本の軍用機 (洋泉社MOOK) ★★★★★ 考証機材 : 海軍 一○式艦上戦闘機 九○式艦上戦闘機 一三式艦上攻撃機 九二式艦上攻撃機 モーリスファルマン式水上機 日本海軍式水上機 九○式二号水上偵察機 九○式二号飛行艇 F-5号飛行艇 瑞雲 陸軍 甲式三型戦闘機 甲式四型戦闘機 九三式重爆撃機 九三式双軽爆撃機 カ号観測機 |
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2014/8/7更新 「朝日新聞」に残された戦前の秘蔵写真約100点を一挙公開!! ということで、当時のモノクロ写真の写真集です。 新聞報道のために撮影された写真なので、比較的鮮明な写真が掲載されています。 また、本書は大判の書籍のため、非常に見やすい資料となっています。 日本陸海軍航空隊の草創期の輸入機材から、初期国産機などの機体の当時のモノクロ写真が、1機種1カット〜4カットで紹介されています。 海軍では九六式以降、陸軍では九七式以降の機体はすでにおなじみの写真ばかりですが、戦前の機体の資料としては貴重な書籍といえます。 本書の3分の2は海軍機が占めています。 その海軍機のそのまた3分の1は水上偵察機が占めており、戦前の試作水偵なども紹介されています。 航空戦艦「日向」のカタパルトから射出された瞬間の瑞雲の写真も掲載されています。 陸軍のカ号観測機は、実戦配備された機体の左側面の写真が紹介されています。 |
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堀越二郎零戦への道 丸 2013年 08月別冊 [雑誌] ★★★★★ 考証機材 : 九○式艦上戦闘機 九五式艦上戦闘機 七試単座戦闘機 九試単座戦闘機 九六式艦上戦闘機 零式艦上戦闘機 |
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堀越二郎技師の特集です。 タイトルどおり零戦にたどりつくまでの機材が当時のモノクロ写真とカラーイラストで紹介されています。 零戦は現存する機体のカラー写真が11ページ紹介されています。 以下は1ページ1カットの大判カラーイラストの「渡部利久氏のスーパーイラスト」が紹介されています。 七試単戦は1ページ。 九試単戦は1号機と1号機改の2ページ。 九六式艦戦は一号艦戦・二号艦戦初期型・二号艦戦後期型・水冷の三号艦戦・四号艦戦が各1ページずつ計5ページ紹介されています。 続くカラーページでは「九六式艦上戦闘機の塗粧」が紹介されており、九六式のみならず、九○式・九五式・七試艦戦などの基本塗装の解説がなされています。 たとえば、羽布張りの機体に対しては布目を透明塗料で塗りつぶしてから、紫外線による劣化を防ぐ塗料を中塗りしてその後に外面色を塗るといった具合で、各塗料のサンプルカラーも紹介されています。 九六艦戦の塗装とマーキングのカラーイラストは1ページに3機づつ計7ページで紹介されています。 九六式艦戦登場までの海軍戦闘機の当時のモノクロ写真も9ページで紹介されており、研究のために購入されたグラマンFF艦戦やドボアチンD-510などの写真も掲載されています。 九六式艦戦の当時のモノクロ写真は、大陸での実戦部隊のカットなど合計11ページで紹介されています。後半には九六式艦戦の機体構造&メカニズムのモノクロイラストが15ページ紹介されています。 昨日公開されたジブリ映画「風立ちぬ」の影響で、堀越二郎技師関連の書籍が多数発行されています。 一般受けするために、「ゼロ戦の設計者」という解説の多い書籍のなかで、さすがに「丸」は零式以前に重点を置いた特集を出してくれました。 零式以前の日本海軍戦闘機のカラーリングの資料としても貴重な一冊となっています。 |
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スケールモデル ファン Vol.8 ★★★★★ 考証機材 : 零式練戦 零戦二一型 疾風 飛燕 紫電 紫電改 キ-98 九七式三号艦攻 天山 零式輸送機 DC-2 |
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「徹底工作!WWU日本機の作り方」の特集です。 実機の写真は、現在太刀洗平和記念館に展示されている栄一二型発動機単体のカラー写真が1ページ5カットのみです。 全体的にはキットの作例と工作過程の解説によるテクニック指南書となっています。 ★零式練戦はタミヤ1/32零戦二一型を2セット使用した零式練戦の改造の作例が工作過程とともに紹介されています。 ★零戦二一型はエアフィックス1/72のキットにビーバーエッチングを組み込む作例が紹介されています。 ★四式戦疾風はハセガワ1/32の作例に歯磨き粉を使用した塗装剥がれを再現し、エナメルとパステルによる仕上げ塗装で汚れを再現しています。 ★飛燕はハセガワ1/48のキットにアイリスのレジンパーツ「ダイムラーベンツ DB601A」改造ハ-40エンジンを搭載。銀ピカの機体にリベット打ちを施した質感のある機体を再現しています。 ★紫電はハセガワ1/48のキットを使用し4種類の塗装剥がれのテクニックが解説されています。 ★紫電改はハセガワ1/48のキットを使用。AFVのスペイン人モデラー「ホアキン・ガルシア・ガスケス氏」による迫力ある塗装テクニックが紹介されています。 ★キ-98はメンモデル1/72キットにオール筆塗りとハセガワ「黄橙色フィニッシュ」を使用した作例の紹介です。 ★九七式三号艦攻はハセガワ1/48のキットを使用。「瑞鶴」攻撃隊「EU-307」号機の塗装を独自の解釈で再現した作例の紹介です。 ★天山はハセガワ1/48のキットに塗装の微妙な退色を再現した作例となっています。 ★零式輸送機はAモデル1/72の比較的新しいキットのディテールアップの製作過程が紹介されています。 ★DC-2はCMR1/144のキットで大日本航空の民間旅客機を再現しています。 |
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日本海軍戦闘機隊 写真集: 大陸の古豪、第12航空隊と第14航空隊 ★★★★★ 考証機材 : 三式艦上戦闘機 九○式艦上戦闘機 九五式艦上戦闘機 九六式艦上戦闘機 |
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タイトルどおり中国大陸で活躍した12空と14空の写真集です。 日本海軍艦上戦闘機の草創期の機材の写真が多数紹介されています。 カラーページは14ページ。すべて塗装とマーキングのカラーイラストです。 九○式艦戦は2ページ4機・九五式艦戦も2ページ4機・九六式艦戦は10ページ20機の迷彩が紹介されています。 資料の少ない三式・九○式・九五式艦戦の写真も掲載されています。零戦も数える程度しか掲載されていません。 イラストも写真も九六式艦戦のものが一番多く掲載されています。 九六式一号艦戦と二号艦戦の機首部の写真が1ページ2カットで並べて紹介されており、その違いがよくわかります。 機首が前につんのめり、尾部が上がってしまった九六艦戦を元にもどそうと大勢が主翼に取り付いている写真など、当時の基地航空隊での活動の様子もうかがい知ることのできる貴重な資料といえます。 |
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山本五十六と海軍航空 海軍機関大佐の回想とアルバムから ★★★★★ 考証機材 : 九○式艦上戦闘機 九四式艦上爆撃機 九九式双発飛行艇 |
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著者は山本五十六の部下であった元機関大佐で、山本五十六の航空機国産化計画を実際に具現したスタッフの一人です。 著者の実務の中に登場する上司「山本五十六」の言動を知ることによって、これまで知ることのなかった「生の山本五十六」像に触れることができます。また、航空機国産化計画の具体的な内容も知ることができます。 本書は大判の写真集なので、著者のアルバムの中から多数のモノクロ写真が紹介されています。 著者自身が技術系の高級士官であったために航空機機材との記念写真も多く残されており、ディテールを知るための資料としても貴重なものといえます。(著者は空母加賀の整備長も務めています。) 九○式艦戦、九四式艦爆、九九式飛行艇などの写真は各1カットづつしか掲載されていませんが、いずれも見開き2ページで大きく紹介された鮮明な写真で資料的価値が高いと判断しました。 また、占領後間もないフィリピン・クラークフィールド基地でのB-17Cの尾翼を背景にした記念写真などは、B-17の巨大さが良くわかります。 このB-17Cは操縦席後方のターレット未装備で、垂直尾翼の背びれのない初期タイプです。 尾部から前方を写したこのショットは、B-17初期型の数少ない資料としても貴重な1枚です。 他に九六式陸上攻撃機、八九式艦上攻撃機、一四式水上偵察機、B-10、PBYカタリナ、P-40、M3スチュアートなどのモノクロ写真も登場します。 |
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飛龍/DC‐3・零式輸送機 Mechanic of World Aircraft (軍用機メカ・シリーズ) ★★★★★ 考証機材 : 飛龍 DC-3 零式輸送機 |
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ここではDC-3と零式輸送機のページのリポートをします。 巻頭カラーは、現存するC-47のカラー写真が3ページ6ショット掲載されています。 すべて外観です。 続いて零式輸送機22型の精密カラー解剖図が見開き2ページ、民間航空会社の旅客機仕様を含んだ塗装とマーキングのカラーイラストが2ページ紹介されています。 最後に海上自衛隊鹿屋基地に隣接する飛行機公園に展示されているR4D-6Qの外観のカラー写真が1ページ3ショット紹介されています。 続いて本編では、DC-3と零式輸送機22型との胴体・主翼・尾翼の相違点が、精密図面と当時のモノクロ写真で解説されています。 コックピットはそれほどの違いはないようですが、計器や座席配置などは各航空会社によっていろいろなタイプがあるとのことで、オリジナルのDC-3と零式輸送機22型のモノクロ写真とモノクロイラストで詳細に解説されています。 特に零式輸送機の場合、洋上飛行を前提に開発されていたので、増設された偵察席のモノクロ写真も掲載されています。 客室はエンジンを搭載した状態、内張りのない無骨な輸送機仕様のキャビンと豪華なシートのキャビンなど、いろいろなバリエーションの客室のモノクロ写真が7ショット紹介されています。 また、プロペラを吊下げた状態の外観の写真も掲載されています。 主脚と尾輪もかなり鮮明な写真と図面で詳細に解説されており、その機構がよくわかります。 本書中盤では、組立ラインでのDC-3の各部位のモノクロ写真が掲載されています。 これらの写真は記録写真のようでかなり鮮明に写されています。 特に、普段では見ることのできない実機の外翼の断面などは、桁や軽め穴などがハッキリとうつしだされており、フラップの裏側や作動アーム、カウリングをはずした状態のエンジン架まで見ることができます。 軍用機メカ・シリーズの解説 |
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93式中間練習機 NO.44 (世界の傑作機) ★★★★★ 考証機材 : 九三式中間練習機 |
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カラーページは8ページいずれも塗装とマーキングのカラーイラストです。 初期生産機の黄橙色の機体から、上面を濃緑色に迷彩された大戦後期の機体や水上機型まで紹介されています。 当時のモノクロ写真はエプロンに整列した写真が多いようですが、後半には飛行中の写真が集中して掲載されています。 これらのモノクロ写真は、訓練中・訓練準備中・訓練終了後の記念写真など多彩な場面のものが掲載されており、いろんな角度からの九三式中練を見ることができます。 また、計器飛行訓練用の座席幌を付けた機体や、霞ヶ浦の湖面に浮かぶ水上機型も紹介されていますが、終戦後に基地に取り残され主翼骨組みむき出しとなった機体などは、応急爆弾架付きの特攻仕様の機体とのことで、九三中練の特攻機型として貴重な資料といえます。 また、インドネシアの軍事博物館に唯一現存する九三式中間練習機のモノクロ写真も掲載されています。 この機体は戦後インドネシア空軍に徴用されオランダ軍との独立戦争を経て幸運にも生き残った1機で、排気管など一部は改造されているものの保存状態は良好な機体とのことです。 最後は九三式中間練習機図面集ということで、機体の左右側面・正面・上面・下面の外観図、コックピット前席・後席計器板、胴体骨組み・主翼骨組みなどの1/50のモノクロイラストが紹介されています。 |
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日本陸海軍の 特殊攻撃機と飛行爆弾 ★★★★★ 考証機材 : 剣 桜花 橘花 晴嵐 タ号 飛龍 呑龍 九九双軽 キ102乙 誘導弾 |
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カラーページは最後に24ページで掲載されており、すべて塗装とマーキングのイラストです。 それ以外はモノクロ写真とモノクロのイラストで解説されています。 個人的には特攻機は嫌いですが、日本陸海軍の飛行爆弾についての詳細な資料がいままでなかったので、貴重な資料のひとつとして紹介しておきます。 本書では、特攻専用機・誘導弾・誘導弾母機について当時のモノクロ写真と三面図などで詳しく解説されています。 飛龍は実戦投入された桜弾仕様の3機の突入の様子を米軍の戦闘資料と照らし合わせて解説されています。 実機のモノクロ写真や三面図も掲載されています。 呑龍は計画段階で終戦となりましたが、特攻専用機としての機体の三面図で解説されています。 タ号は実機のモノクロ写真とイラストで詳細に紹介されています。 襲撃機のキ102乙・九九式双軽は、誘導弾の母機として紹介されています。 特筆事項として、ウルシー作戦時の晴嵐の銀ピカ星マークの機体のカラーイラストが掲載されています。 |
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日本海軍軍用機集 モーリス・ファルマンから橘花まで (図解 世界の軍用機史) ★★☆☆☆ 考証機材 : 白菊 |
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写真は一切なく、モノクロのイラストと解説文の資料ですが、コックピットや内部構造図などの詳細なイラストが多く資料的価値の高い一冊です。 日本海軍航空隊草創期の機体から、太平洋戦争末期の試作機まで幅広く紹介されています。そのため、一機種あたりの情報量としてはかなり少なく物足りない感もありますが、資料の少ない試作機や大戦末期の機体なども掲載されているので何かと役に立つ資料です。 |
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まけた側の良兵器集 ★★★☆☆ 考証機材 : 白菊 桜花 |
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こちらもギャグマンガ調で推移していますが、イラストとその解説がディテールアップの絶妙なヒントとなります。 とくに上記の機材に関してはかなり詳細に書き込まれており、白菊にいたっては全体図・空中線展張図・機首部分図・主脚部分図・保安装置部分図・昇降用扉変遷図・風防周辺図などなど、すべてイラストとその解説ですが、他に類を見ないほどの資料が紹介されています。 |
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日本陸海軍偵察機・輸送機・練習機・飛行艇1930-1945 先進の陸軍司偵、海軍水偵から多種多様な練習機まで (Graphic Action Series 世界の傑作機別冊) ★★★☆☆ |
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