日本陸軍　戦闘機 　　　　　　　 日本陸軍　爆撃機 　　　　 日本陸軍　偵察機/その他
考証機材と資料リポート
丸　別冊　決戦戦闘機「疾風」 2011年 08月号 [雑誌] ★★★★★ 考証機材 : 四式戦闘機 疾風 キ84
巻頭は知覧に展示してある唯一の現存機のカラー写真です。 が、飛行可能なころに撮影された、すでに発表されたものばかりです。 米軍の機内色が塗布された、疾風の特集でよくみるあれですが、戦時中のモノクロ写真や、各部位の詳細なモノクロイラストも多数掲載されています。 特筆事項として、樫村3空曹の96艦戦のように左翼の3分の1を切断された機体の写真も掲載されています。この写真は始めて見るワンショットです。 この機体は、疾風を装備した最初の実戦部隊である飛行第２２戦隊の機体で、射撃訓練中に接触事故を起こした機体とのことです。 また、1/32スケールの隼・鐘馗・飛燕・疾風のキットの作例も紹介されています。 この作品はモーターライズでプロペラが回転し、それと同時にエンジン音が発生、そして排気煙まで出るという非常に興味深いギミックが組み込まれています。 もちろん、翼端灯もＬＥＤで光ります。 ほかに大戦中の日本陸軍戦闘機の当時のモノクロ写真も多数掲載されています。 ほとんどが、すでに発表された資料ですが、ボリュームがあってコストパフォーマンスも高く、よくまとめられた見やすい資料となっています。
陸軍4式戦闘機「疾風」(世界の傑作機 NO. 19) ★★★★★ 考証機材 : 四式戦闘機 疾風 キ84
カラーページは８ページ。 現存機の京都嵐山美術館時代のカラー写真が３ページ。 コックピット計器板や排気管・風防・主脚・主脚収納部などのクローズアップ写真が紹介されていますが、1ページ6カットくらいの大きさであまり大きくはありません。 巻頭には飛行可能な状態の時の同機のカラー写真が１ページ。 残りの4ページは塗装とマーキングのカラーイラストです。 発行時期にしてはカラー写真がすくない構成となっています。 続いての「開発と各型」は、四式戦「疾風」の当時のモノクロ写真が紹介されています。 集合排気管のキ84試作/増加試作機から始まり、マダラ模様の迷彩の機体や実施部隊で使い込まれて塗装のはく離した機体などが紹介されています。 後半には各部位のクローズアップ写真が紹介されています。 ここでは、当時のモノクロ写真と、前述の現存機のモノクロ写真を織り交ぜて解説しています。 機首エンジン部の点検パネルなどをはずした状態で、防火壁後ろのエンジン補記類なども写っている写真や、レストア中のハ45-21エンジン・コックピット内部・外板を剥がした主翼内部の骨組み・ホ3 20ｍｍ機関砲・主脚・尾輪などのクローズアップ写真なども紹介されています。 最後の「基本塗装＆マーキング」では、当時のモノクロ写真とモノクロイラストで四式戦「疾風」各部隊の戦隊マークなどが紹介されています。
中島 四式戦闘機「疾風」(エアロ・ディテール) ★★★★★ 考証機材 : 四式戦闘機 疾風 キ84
知覧特攻平和会館に展示されている、現存する唯一の機体のカラー写真が多数掲載されています。 機首・エンジン・コックピット・脚・翼・胴体など、各部位ごとのディテールアップ写真がいろいろなアングルから見ることができます。 四式戦 疾風 キ-84の各部位のクローズアップ写真をカラーで見ることのできる貴重な資料です。
疾風・九七重爆・二式大艇 (ハンディ判図解・軍用機シリーズ) ★★★★★						疾風・九七重爆・二式大艇 (軍用機メカ・シリーズ) ★★★★★
考証機材 : 疾風　九七重爆　二式飛行艇
Modelers Workshop How to Build 日本陸軍機 戦闘機編 (モデラーズ・ワークショップ) ★★★☆☆ 考証機材 : 疾風　一型
日本陸軍で正式採用された一式戦から五式戦までの戦闘機の1/48スケールの作例を一点づつ紹介しています。 ディテールのアップ写真が鮮やかで、カラーリングの参考資料としても重宝する一冊。 「四式戦 疾風 キ-84」はハセガワ1/48スケールキットを使用。 飛行第29戦隊第二中隊機を再現。製作過程の写真も掲載されており、非常にわかりやすい内容となっています。