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日本陸軍 装甲戦闘車輌 |
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考証機材と資料リポート | |||||||||||
PANZER(パンツァー) 2020年 10月号 |
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九五式軽戦車 レストアディテール写真集 ★★★★★ 考証機材 : 九五式軽戦車 |
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2020/04/02更新 2019年6月に、イギリスのボービントン戦車博物館で開催された「タンクフェスト」で走行披露された、現存する九五式軽戦車4335号車のカラー写真集です。 展示中の外観や砲塔内部、戦闘室内部、発動機室、レストア中の各部品のカラー写真が多数紹介されており、そのほとんどがディテールのよくわかるクローズアップ写真となっています。 内容は ★九五式軽戦車小史 ★九五式軽戦車4335号車のたどった旅路 ★NPO法人「防衛技術博物館を創る会」代表理事 小林雅彦氏インタビュー ★九五式軽戦車カラープロファイル ★ポーランドで公開された九五式軽戦車 ★九五式軽戦車のディテール ★車内のディテール ★レストア過程の九五式軽戦車 ★他の博物館に展示される九五式軽戦車 ★ファインモールド1/35九五式軽戦車を作る! となっています。 |
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Armour Modelling 2017年 12 月号 ★★★☆☆ 考証機材 : 九七式中戦車 九五式軽戦車 特四式内火艇 八九式中戦車 四式自走砲 |
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2017/11/22更新 【巻頭特集】 日本軍戦車キット最新事情 ドラゴン1/35九七式中戦車前期型のニューリリースに呼応しての特集です。 評価はいろいろですが、キレのある超絶モールドやエッチングパーツが紹介されています。 「ドラゴンの九七式[チハ]をよりカッコよく作るための制作攻略ガイド」では制作過程とチェックポイントが解説されています。 すごいキットにもスキが!? 組み立て説明書番号表記訂正図が掲載されています。 すごいところとオイオイと突っ込みたくなるところがあるキットのようで、タミヤのように完璧なキットではなさそうです。 しかしながらスライド金型や豊富な選択パーツなど、最新の考証が生かされた魅力的なキットのようです。 実際に、残骸を含めて7台の実車を計測して設計されているとのことです。 選択パーツの選び方も解説されています。 タミヤとファインモールドの1/35九七式中戦車のキットも紹介されています。 同じくドラゴン1/35九五式軽戦車ハ号(北満型)は、「工作と塗装のアドバイス」がジオラマとともに紹介されています。 日本海軍の特殊なLVTの特四式内火艇は、ドラゴン1/35の作例で現存する車体のモノクロ写真とともに解説されています。 ファインモールド1/35八九式中戦車甲型は、本誌マガジンキットの乙型も登場してその違いが解説されています。 日本軍自走砲の最大火力を持つ四式自走砲ホロは、ファインモールド1/35のキットを作り込んだ作例が紹介されています。 |
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グランドパワー 2017年 09 月号 ★★★★★ 考証機材 : スミダAMP SRイ号車 SRU 水陸両用自動貨車 特二式内火艇 特三式内火艇 特四式内火艇 |
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2017/7/29更新 日本軍水陸両用戦車の特集です。 日本陸軍の車両としては、昭和4年に騎兵部隊用として試作された水陸両用走行自動車二号「スミダAMP」や、SRイ号車・SRU・水陸両用自動貨車(スキ)などの当時のモノクロ写真が8ページ紹介されています。 日本の水陸両用戦車といえば海軍の特二式内火艇(カミ)が有名ですが、本書では当時のモノクロ写真が21ページにわたり紹介されています。 日本海軍の水陸両用戦車は潜水艦から発進して使用する前提で開発されたものが多く、米軍の敵前上陸の車両とはまた違った用兵思想が興味深いところです。 伊予灘で撮影された二等輸送艦第百四十九号による、特二式内火艇の搭載試験のショットでは、その搭載状況などがよくわかります。 クェゼリンで米軍に鹵獲された車体やサイパンで撃破された車体、レイテ島オルモックで鹵獲された車体、占守島で鹵獲されクビンカ戦車博物館に展示されている車体など、多数の写真が掲載されています。 車両本体だけでなく、前部および後部浮舟やその取付け部、水上航行時に装着する展望塔、スクリュー、舵などあらゆる部位が紹介されています。 特三式内火艇(カチ)は浮舟を付けた状態と、外した状態の写真が紹介されており、車体後部の円筒形の耐圧部がよくわかります。 カチ車要領図として、設計図青写真の写真が1ページ1カットで15ページ紹介されており、その構造がよくわかります。 特四式内火艇(カツ)も潜水艦から発進する物資輸送の車両として紹介されています。 米海兵隊に撮影された写真が6ページ12カット掲載されており、海上航行時と陸上走行時の状態の跳ね上げ式の舵とスクリューの様子がよくわかります。 奇襲作戦用の水陸両用魚雷艇として使用するためだったのか、魚雷を2本搭載した状態の写真と、伊号第四十一潜での搭載・潜航試験の写真も掲載されています。 特五式内火艇(トク)は日本海軍が計画した最後の水陸両用戦車として解説されていますが、画像はありません。 |
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歴史群像 2016年 02 月号 ★★★★★ 考証機材 : 超重戦車オイ 間宮 |
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2016/1/17更新 極秘史料大公開!ソ連国境要塞突破の切り札 日本陸軍超重戦車「オイ」 幻の超重戦車が巻頭6ページオールカラーで紹介されています。 オイ車の製作過程が詳細に記載された、三菱重工業株式会社東京機器製作所が作成した日誌や設計図の実物が紹介されています。 図面は側面図・上面図・前後面図・駆動系統図・懸架装置図など7カットが掲載されています。 また、九七式中戦車改・T-34/85・[号重戦車マウスのシルエットイラストによるサイズ比較や運用概念図も紹介されています。 本誌中盤では給糧艦「間宮」が9ページで紹介されています。 間宮全景の当時のモノクロ写真は2カット紹介されています。 また、海軍菓子のレシピや「間宮だより」「間宮新聞」などの艦内情報紙の実物も紹介されています。 別冊付録として「間宮」の特性ポスターがついています。 表紙にあるように間宮のCG全景と側面図・上面図・前後面図・肋材第33番切断図・肋材第57番切断図が掲載されています。 間宮の艦内の様子の当時のモノクロ写真も5カット掲載されています。 |
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日本戦車データベース 2015年 11 月号 艦船模型スペシャル 増刊 ★★★☆☆ 考証機材 : 日本戦車 |
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2015/10/23更新 まだまだあったデータベース、こんどは陸モノ。 旧日本陸軍と陸上自衛隊の主要戦闘車輌の特集です。 まずは旧陸軍から。 陸軍中戦車の作例とワンポイントアドバイス的な解説が1車種1ページで紹介されています。 続いて、キットのボックスとランナーについた状態の全パーツを並べたカラー写真が、ワンポイント解説とともに紹介されています。 「陸海軍 砲戦車、軽戦車、装甲車偏」と「陸海軍 水陸両用戦車、自動車等偏」も同じ内容となっています。 砲とフィギュアは自動車等の延長に紹介されています。 番外編@「新材質ベルト式履帯の下地処理を検証」では ベルト式・組み立て連結式・接着結合式・金属製組み立て連結式の履帯が紹介されています。 ファインモールドのキットではベルト式履帯の材質が変更されたものが出てきており、説明書どおりの下地処理をした場合としなかった場合の比較が紹介されています。 番外編A「日本陸軍の迷彩法(前期)」では 旧陸軍の特徴的な3色迷彩を失敗なく仕上げられる、マスキングでの塗り分け方法が詳しく紹介されています。 番外偏BC「1960年代の日本戦車キット」では 昔懐かしい旧軍・陸自のプラキットのボックスとパーツが紹介されています。作例はありません。 番外編D「ガレージキットで辿る日本戦車」では レジン製キットの作例が紹介されています。 後半は陸自車輌ですが、内容的には旧陸軍と同様です。 |
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Armour Modelling 2015年 09 月号 ★★★☆☆ 考証機材 : 九七式中戦車 九五式軽戦車 八九式中戦車 三式中戦車 五式中戦車 |
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2015/8/17更新 【巻頭特集】日本軍戦車の組み方・塗り方・仕上げ方 日本軍戦車の複雑な迷彩塗装の攻略法や作り方のコツなどが解説されています。 まずは「日本軍戦車の工作&塗装ベーシック攻略」 ということで、タミヤ1/35九七式中戦車の作例で最もスタンダードな製作方法が紹介されています。 モデルカステンの履帯以外はディテールアップパーツなど使わず、また塗装も市販の塗料をそのまま使用した作例の製作工程も紹介されています。 使用した市販の塗料や日本軍戦車の鬼門ともいえる黄帯塗装のコツなど、ビギナー向けの解説が続きます。 次は「日本軍戦車の複雑な迷彩パターンを筆塗りで再現する!」 アンモ・オブ・ミグヒメネスから発売されている、日本軍大戦前期の迷彩が再現できる水生アクリル塗料の4色セットを使い、筆塗りで再現する方法が解説されています。 作例はサイバーホビー1/35九五式軽戦車です。 ここではファレホアクリル塗料を使った日本軍戦車兵の塗装方法も紹介されています。 作例は、レジンキャスト製モデルカステン1/35日本陸軍戦車兵2体セットです。 続いて「日本軍戦車の複雑な迷彩をエアブラシで仕上げる」 新感覚のゲル状マスキング素材「パンツァーパテ」を使った、日本軍戦車の迷彩塗装の攻略方法が解説されています。 このパテはシリコンベースの粘土のような材質で、こねると延びがよくなり程よい粘着性を発揮する素材です。 色は黒で、塗膜やパーツを剥がしてしまうほどの粘着力はないのでマスキングに最適な素材として紹介されています。 作例はファインモールド1/35八九式中戦車甲型「ガールズ&パンツァー」です。 この後、「八九式中戦車用アフターパーツ集」「四式、五式のここがスゴイ!」「人はなぜリベットを植えなおすのか」「日本戦車のマーキング」などのモノクロページが続きます。 その後 「日本軍戦車模型の達人作品に学ぶ〜その壱〜日本軍戦車らしさを高めた仕上げ方」 が紹介されています。 作例はファインモールド1/35九七式中戦車増加装甲型。 匠の技らしく自作パーツでインテリアも完全再現された秀作です。 「日本軍戦車模型の達人作品にまなぶ〜その弐〜自由なマーキングを楽しもう!」では ファインモールド1/35三式中戦車の作例で、本土決戦時という架空設定の日本戦車を再現しています。 最後は「日本軍戦車を最新の塗装テクニックで仕上げる」 ブラック&ホワイト塗装のホセ・ルイス・ロペス氏による塗装工程が紹介されています。 作例はファインモールド1/35五式中戦車ですが、パンターUに使用されたドイツの88mm砲を搭載するなど、進化した姿で再現されています。 |
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Armour Modelling (アーマーモデリング) 2015年 01月号 [雑誌] ★★★☆☆ 考証機材 : 九五式軽戦車 八九式中戦車 九七式中戦車 三式中戦車 61式戦車 74式戦車 90式戦車 10式戦車 シャムロック号 ラング |
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2014/12/13更新 巻頭特集 模型で綴る 日本の主力戦車史 戦時中に活躍した車輌と、戦後の自衛隊車輌キットの作例がカラー写真で紹介されています。 全編完成形のみで製作過程はありません。 戦時中車輌は作例のみですが、戦後車輌は実車のディテール写真が少しだけ紹介されています。 「特集掲載全作例製作記」では 特集で紹介された各車輌を、よりリアルにするためのヒントやディテールアップなど、カッコよく作るコツが文章で紹介されています。 後半はボークス1/35「戦場のヴァルキュリア」シリーズのシャムロック号の作例が3ページで紹介されています。 また同じく新製品のタミヤ1/35ラングも4ページで紹介されています。 ここでは本キットのウリでもある、主砲と連動して動く照準器とカバーのギミックや、可動式トラベリングロックなどが紹介されています。 |
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丸 2014年 06月号 [雑誌] ★★★★★ 考証機材 : 五式戦闘機 三式砲戦車 一式10cm自走砲 海軍短12cm自走砲 |
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2014/4/26更新 五式戦闘機の特集です。 イギリスに現存する唯一の機体のカラー写真がグラビア4ページで掲載されています。 五式戦の画像としては特筆事項はありません。 続いてのグラビア「日本陸海軍の自走砲」では、三式砲戦車・一式10cm自走砲・海軍短12cm自走砲の当時のモノクロ写真が紹介されています。 三式砲戦車は正面からのショットが1ページ1カットの大判で掲載されています。 ほかに2ページ4カットで戦闘室側面・戦闘室後部・車体後部などが紹介されています。 戦闘室後部のハッチは開状態と閉状態が紹介されており、砲尾なども見ることができます。 リベットで無骨に固定された戦闘室や銃眼など、ディテールがよくわかる資料です。 一式10cm自走砲は2ページで紹介されています。 こちらも戦闘室後部からのショットが2カット掲載されており砲尾や照準器なども見ることができます。 日本海軍短12cm自走砲は2ページで紹介されています。 旋回式砲塔のクローズアップや車長展望塔内部、照準手席からのショットなどが紹介されています。 |
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Armour Modelling (アーマーモデリング) 2014年 04月号 [雑誌] ★★★★☆ 考証機材 : JS1/JS2 JSU-152 Sd.Kfz.250 八九式中戦車 |
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巻頭特集は「冬季迷彩塗装秘伝ノ書」 ということで、冬季迷彩を上手く仕上げるためにベテランモデラーがおこなっているテクニックが紹介されています。 各項目のタイトルは次のとおり 一,きつめの明暗で引き締めるべし コントラストを考えて車体色を決めよう 一,剥がして塗装の情報量を増やすべし 下地の迷彩をだすことでもう一色加えることができる 一,便利な塗装道具は取り入れるべし 剥がし液を使えばヤレた冬期迷彩が再現できる 一,復活や変化も同じ術と捉えるべし いろいろ使える冬期迷彩塗装のテクニック 一,冬季迷彩は足周りに注意するべし 路面状況に合わせたウェザリング 一,冬期迷彩は塗料だけと思うなかれ 特筆事項として日本陸軍の冬季迷彩車輌の当時のモノクロ写真が紹介されています。 ファインモールドの鈴木社長のコレクションの中から、八九式中戦車や九二式重装甲車など、砲塔のみ白塗りや全体が白く塗られた車輌の当時のモノクロ写真が掲載されています。 全体的に小さめのカットで掲載されていますが、白塗りで迷彩されているのが確認できます。 |
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丸 2012年 12月号 [雑誌] ★★★★★ 考証機材 : 三式中戦車 |
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本書は通巻800号記念号となります。 特集は三式中戦車で、陸上自衛隊武器学校に現存する三式中戦車のカラー写真が巻頭2ページに紹介されています。 右の表紙の写真がその外観ですが、車内の写真も何点か掲載されています。 砲塔内の砲手席周辺や操縦席周辺、砲弾ラック・変速機・エンジンなど、かなり欠落した部品も多いですが、オリジナルの三式中戦車です。 後半には5ページにわたって、当時のモノクロ写真で三式中戦車が紹介されています。 ここでも車内の写真が紹介されています。 ちょうど巻頭カラーの朽ちた三式の車内写真と同じような部位が写っているので、カラーとモノクロをシンクロさせることで実車のイメージがわいてきます。当時のモノクロ写真には砲塔を動かす電機モーターや、照準器額当などが写っています。 また、九○式野砲がベースの主砲はトリガーがなく、拉縄(ひも)を引いて発砲するのですが、その拉縄も写っています。 |
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GROUND POWER (グランドパワー) 2012年 12月号 [雑誌] ★★★★★ 考証機材 : フンメル 九五式軽戦車 |
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自走榴弾砲フンメルの特集です。 ごっついマズルブレーキ付きの試作車から始まり、当時のモノクロ写真が多数紹介されています。 興味深いのはフンメルの生産工場の最終組み立てラインの写真が18ページにわたり紹介されているところで、戦闘室の仕切りなど組み立て直前の内部構造など、ディテールがよくわかる貴重な資料が多数掲載されています。 実施部隊での生きたフンメルの写真も多数紹介されています。 後半は「九五式軽戦車におけるディテールの変遷」の解説となっており、日本陸軍やアメリカ軍、ソ連軍撮影の写真も紹介されています。 ソ連軍撮影の写真はノモンハン戦後の鹵獲車輌を調査している様子の写真です。 九五式軽戦車の車輌前面の車載機銃のマウントから、九一式車載機銃搭載の車輌であることがわかる貴重なカットも紹介されています。 他にも砲塔キューポラ上部から見た砲塔内や、点検ハッチを開いた状態の車体前部周辺の写真も紹介されています。 アバディーンの現存車輌の写真もモノクロで紹介されています。 モノクロのイラストや図面も多数紹介されており、写真の解説を補足しています。 |
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GROUND POWER (グランドパワー) 2012年 10月号 [雑誌] ★★★★★ 考証機材 : 四式中戦車 七糎半対戦車砲 (長)U型 ホイシュレッケ ソ連軍軽戦車 |
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四式中戦車の写真の多さにまず驚きました。 四式中戦車の外観が、当時のモノクロ写真で17ページ21カット掲載されています。 これらの写真はすべて戦後の撮影とのことで、ディテールがよくわかる鮮明な写真ばかりです。 これらはファインモールドの写真提供や、鈴木社長の解説で紹介されています。 実は本書を手に取った当初、「四式中戦車の写真が5〜6枚くらいあればいいところだろう」とあまり期待もせずに見ていました。 が、ページをめくるたびに違った写真が次々と出現し続けました。 あげくのはては三菱重工が作成したオリジナルの説明図の写真まで現れました。 その説明図の図版は12ページで紹介されており、 外観図側面・外観図上面・外観図前面/後面・内部断面図・内部平面図・武器及び弾薬配置図・無限軌道装置配置図・操縦装置系統図・発動機三面図などなどを見ることができます。 また、オリジナルの研究計画書の写真や、揺架以上が搭載砲と共通の試製七糎半対戦車砲U型(ナト砲)の写真も、若干異なった角度で2カットが紹介されています。 総括しますと、全資料が特筆事項といえるほど中身の濃い、貴重な資料となっています。 |
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スケールモデル ファン Vol.6 ★★★☆☆ 考証機材 : 四式中戦車 M4A3E8 パンターF型 コメット T-34-100 V号戦車 震電 零戦32型 零戦54/64型 Il-2 Bf109 ドレッドノート |
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「四式中戦車&WWU1945各国主力戦車」の巻頭特集です。 ファインモールドからリリースされた四式中戦車「試作型」と「量産型」の作例が紹介されています。 量産型は増加装甲キットを装着した作例となっており、実戦配備された無骨な設定となっています。 各国主力戦車は右のとおりですが、パンターF型やT-34-100など試作車輌も紹介されています。 また、M4A3E8やコメットなどは作例だけでなく現存する車輌のカラー写真も多数掲載されておりディテールアップの資料としても有効な特集です。後半は航空機の作例が紹介されています。 零戦はタミヤ1/32改造、スクラッチビルドの32型と54/64型の作例が紹介されています。 Il−2は現存機のカラー写真も掲載されています。 |
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機械化部隊の主力戦車 (日本陸軍写真集) ★★★★★ 考証機材 : 97式指揮戦車 97式中戦車改 試製2式砲戦車 試製百式観測挺進車 8センチ阻塞弾発射機 98式4t牽引車 90年式7.5センチ野砲 |
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報道カメラマン菊池俊吉氏が撮影した、日本戦車の演習風景の写真集です。 非常に鮮明な写真が多く、戦車の機動している迫力が伝わってくる一冊です。 試製二式砲戦車と試製一式砲戦車は完成テストとしての演習参加だったようです。 下に紹介の「大陸の機甲戦闘演習」や「鋼鉄の最精鋭部隊」とは内容的にはかぶります。 が、本書のほうが先に出版されたため、内地での演習と大陸での演習が混ざって掲載されており、そのあたりを整理、分類したものが前出の二冊とおもわれます。 砲塔や履帯など、生きている日本戦車の各部位のクローズアップ写真も多く、ディテールアップの資料としてはこの上ない貴重なものといえます。 1ページ1カットや、2ページ見開き1カットのような大きめ写真も多く、最も小さいカットでも1ページ2カットで掲載されているので、非常に見やすい大きさになっています。 目次の内容としては 口絵、千葉戦車学校、公主嶺戦車学校、牡丹江107部隊、千葉戦車学校と演習場、騎兵学校、観兵式/他、九七式戦車-その誕生から終焉まで となっています。 |
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日独軍用車両写真集: A Selection from the Alleid-Axis ★★★★★ 考証機材 : 特二式内火艇カミ 九四式軽装甲車 九五式軽戦車 一式七糎半自走砲 タイガーT パンター V号突撃砲 シュトルムティーガー Sdkfz11 |
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ドイツ軍の車輌は他の資料に譲り、ここでは日本軍の車輌のみのリポートとします。 本書はすべてモノクロ写真で解説されており、カラーページはありません。 各写真は比較的大きく掲載されており、写真ごとにディテールなどの解説がなされているために非常にわかりやすい資料となっています。 特二式内火艇カミは合計7ページで解説されています。 米軍に鹵獲され水上走行している写真から始まり、前後のフロートを外した状態の前後からのカットなど、車体のフロート取り付け金具や前部の車載機銃など、ディテールのよくわかる鮮明な写真が掲載されています。 また、外した状態の前部フロート単体は前後から撮られたカットが紹介されており、後部フロートも2枚ある舵や舵を操作するハンドルなどがよくわかるカットが紹介されています。 砲塔上部に取り付ける展望塔単体の写真も紹介されており、特二式内火艇カミの資料としては最高のものといえます。 九四式軽装甲車は計4ページ。 全ページが1ページ1カットの大判の写真で紹介されています。最後の1カットは九四式軽装甲車の中でも特殊な車輌らしく、操縦席などが左右逆になっているとのこと。 九五式軽戦車は計10ページ。こちらは車体の外観だけでなく、エンジン部の上部・操縦席内の計器や37mm砲弾ラック・レバーなど室内の写真も掲載されています。これらは他の資料でも見受けられる写真ですが、1ページ1カットの大判で掲載されているため非常にわかりやすい資料となっています。 また、アバディーンに現存する九五式軽戦車の鮮明なモノクロ写真も紹介されており、ディテールのよくわかる資料となっています。 一式七糎半自走砲は計9ページ。こちらも当時のモノクロ写真の他に、アバディーンの現存車輌のモノクロ写真が掲載されています。こちらでは砲尾や操縦室など内部の写真も紹介されています。 |
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帝国陸軍戦車と砲戦車 ―欧米に比肩する日本の対戦車戦闘車両の全容 (〈歴史群像〉太平洋戦史シリーズ (34)) ★★★★★ 考証機材 : 八九式中戦車 九五式軽戦車 九七式中戦車 一式中戦車 三式中戦車 四式中戦車 五式中戦車 二式砲戦車 三式砲戦車 一式七糎半自走砲 一式十糎自走砲 四式十五糎自走砲 試製七糎半対戦車自走砲 試製十糎戦車砲 |
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本書では「八九式からカト車まで」のフォトドキュメントが紹介されており、当時のモノクロ写真が多数掲載されています。 しかも鮮明な写真も多く、ディテールアップの参考になるショットも多いように見受けられます。 中でも四式・五式中戦車の写真は米軍撮影のおなじみのショットですが、1ページ1ショットの大判で掲載されており非常に見やすい資料となっています。 また、試製七糎半対戦車自走砲の写真が4ページ5ショットで紹介されています。 この中で本車搭載の「ナト砲U型」の砲尾からのショットが、1ページ1ショットの大判の上かなり鮮明な画像で掲載されています。 「ナト砲U型」は四式中戦車搭載の「試製五式七糎半戦車砲(長)U型」と揺架から上を共通化しているため、四式中戦車製作の際には有効な資料となりそうです。 後半は「日本の戦車砲・対戦車砲」の解説があり、47ミリ砲の全体像が2ショット、37ミリ砲の全体像が3ショット紹介されています。またソ連のT-34のような防循と、自動装填機を持つ試製十糎戦車砲の写真も5ショット紹介されています。 |
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ストライクアンドタクティカル マガジン増刊 日本陸軍の戦車 2010年 11月号 [雑誌] ★★★★★ 考証機材 : 八九式中戦車 九五式軽戦車 九七式中戦車 一式中戦車 三式中戦車 四式中戦車 五式中戦車 |
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八九式戦車から紹介されていますが、その車内の装備や艤装のイラストが非常に詳しくてビックリしました。たとえば、燃料タンクの配置や弾丸ラックの配置や形、車載機銃のマウント、エンジンの配置、操縦装置など、その他の部位も多数の詳細なイラストで解説されています。 これは、土浦の八九式中戦車の分解整備を取材した経験のある、高荷義之氏だからこそ表現できたイラストだといえます。日本陸軍戦車の車内艤装の数少ない資料といえます。 この取材は30年くらい前におこなわれたものですが、その時のカラー写真も紹介されています。たとえば、足回りをはずした状態の八九式中戦車の外観や、エンジンを降ろした機関室内部など、現在では見ることのできない部位もカラー写真で紹介されています。 八九式に続いて、九五式軽戦車から五式中戦車まで日本陸軍の戦車が解説されています。また、イラストだけでなく当時のモノクロ写真も多数掲載されており、詳細に解説されています。 |
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GROUND POWER (グランドパワー) 2011年 12月号 [雑誌] ★★★★★ 考証機材 : マチルダ 九五式軽戦車 九七式中戦車 |
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歩兵戦車マチルダの特集です。 表紙は現存車輌のカラー写真ですが、中身はほとんど当時のモノクロ写真です。おもに外観の写真が多く、ディテールアップの写真は部分的です。 続いてドイツ装甲列車の図面集があります。 最後に太平洋戦争の日本戦車写真集が紹介されています。 九五式軽戦車や九七式中戦車など、撃破された車輌や鹵獲された車輌のモノクロ写真が多数掲載されている中で、日本軍が鹵獲して戦闘に使用したM3軽戦車の写真が掲載されています。この車輌は砲塔側面にひらがなで大きく「ぬ」と手書きされており非常に珍しいワンショットとなっています。 |
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日本軍戦闘車両大全―装軌および装甲車両のすべて (日本陸軍の機甲部隊) ★★★☆☆ 考証機材 : 日本陸軍装甲車輌 |
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日本陸軍の戦車全般の特集です。 巻頭には、現存する八九式中戦車と九七式中戦車のカラー写真が紹介されています。 その後に、米軍が写した四式重迫撃砲の当時のカラー写真が掲載されています。 草色・土地色・枯草色に塗装されたこのショットは少々退色していますが、終戦直前の迷彩を知るうえでも貴重な資料といえます。 本書では当時のモノクロ写真は小さく掲載されており、ディテールを確認できるものは少ないようですが、巻頭のカラー写真の次の各車輌のカラーイラストは迷彩色の考証がなされており、カラーリングの参考になりそうです。 また、当時販売されていた、彩色された戦車の絵葉書も紹介されています。 |
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アナタノ知ラナイ兵器〈2〉 イラストで見る末期的兵器総覧 ★★★☆☆ 考証機材 : 紫電11甲型 彗星12戊型 橘花改 鐘馗U型丙 MIG-15 OV-10 イ号型誘導弾 二等輸送艦 特四式内火艇 巡洋潜水艦乙型 呉二号五型射出機 十七メートル内火艇/水雷艇型 八九式中戦車 |
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スケールアヴィエーション、ネイビーヤード、アーマーモデリングに掲載された、こがしゅうと氏のメカニックイラスト集の第2弾です。 本書は著者たる「こがしゅうと」が特集機材の外見を見たまま感じたままを述べるものだ。 まれに内部に踏み込んだ部分もあったりするがそれは単にネタが無かったか気が向いたからだ。・・・ と本書冒頭にも記述があるように、こがしゅうと氏の独断と偏見によるイラスト集です。 すべてモノクロのイラストなのでカラーリングの参考にはなりません。 彗星は8ページで解説されています。 しかし、本書の「彗星12戊型」の項目にその記述があるように、実際の搭乗員だった方への取材経験もある著者の知識や観察眼、イラストの緻密さはハンパではなく、資料的価値のあるものと判断します。 こちらでは「八九式中戦車」を紹介します。 「八九式中戦車」は9ページで紹介されています。 すべて外観で、まずは砲塔前後、側面・足回り・各種履板・車体前面・車体後部上面・尾体上面・下面などの詳細なイラストが紹介され、各ハッチも開状態、閉状態が紹介されています。 |
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日本の戦車1939‐1945 (オスプレイ ・ミリタリー・シリーズ 世界の戦車 イラストレイテッド) ★★★☆☆ 考証機材 : 八九式中戦車 九五式軽戦車 九七式中戦車 一式中戦車 三式中戦車 四式中戦車 五式中戦車 |
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日本陸軍の戦車の黎明期から紹介されており、当時のモノクロ写真や解説も多数掲載されています。 写真は撃破されたものや鹵獲されたものだけでなく、日本陸軍で写されたものもあります。 特筆事項として、九五式軽戦車の操縦席のモノクロ写真が紹介されています。 ちょうど座席の後方やや左側から撮られたアングルのもので、操縦席前面に簡単な計器が3個ならんでおり、レバーも上のほうだけ写っています。また、座席の左側には37mm砲弾がしっかりとラックに詰められており、非常に珍しいワンショットを見ることができます。 |
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大陸の機甲戦闘演習 満州公主嶺・代々木・銀座 (日本陸軍の機甲部隊) ★★★★★ 考証機材 : 九七式中戦車 九五式軽戦車 観測挺進車 九八式四屯牽引車 九○年式七糎半野砲 |
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報道カメラマン菊池俊吉氏が撮影した、満州公主嶺・代々木練兵場での演習と、銀座のパレードの写真集です。 大判の書籍のうえ、1ページ1ショットや2ページ1ショットなどの大きい写真が多く、掲載されている写真はどれも鮮明でディテールの分かりやすいものとなっています。 巻頭グラビア?は秘蔵の18cm×25cmサイズのオリジナル写真を「カラー印刷」で12ページ紹介しています。 もともとモノクロ写真なので、退色したモノクロにしか写っていませんが、非常に鮮明に写っています。 また、日本で撮影した九七式中戦車の当時のカラー写真も紹介されています。 こちらも退色したカラー写真なので色調の違いがかろうじてわかる程度ですが、緑を強調した加工画像も紹介されており、どうにか迷彩パターンが見てとれます。 砲塔キューポラから上半身を出した車長の特大クローズアップでは、その軍装の質についても解説されおり、シンプルな構造のハッチやその裏側の様子もはっきりと確認できます。 砲塔の鉢巻アンテナに鉄兜を掛けて大陸の荒野を行進する戦車や、車載工具のジャッキを荒縄で縛り付けている戦車など、日本戦車ならではの構図も見受けられます。 九○式野砲は九八式牽引車に牽引され、砲兵二名が座乗して移動中の様子が紹介されています。 セットの観測挺身車は草木で艤装して測距儀をかざしているなど、非常に興味深いショットが続きます。 |
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鋼鉄の最精鋭部隊 千葉戦車学校・騎兵学校 (日本陸軍の機甲部隊) |
GROUND POWER (グランドパワー) 2010年 12月号 [雑誌] |
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GROUND POWER (グランドパワー) 2009年 10月号 [雑誌] |
GROUND POWER ( グランドパワー ) 別冊 日本軍機甲部隊の 編成・装備 ( 2 ) [改訂版] 2009年 10月号 [雑誌] |
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GROUND POWER ( グランドパワー ) 別冊 日本軍機甲部隊の 編成・装備 ( 1 ) [改訂版] 2009年 09月号 [雑誌] |
GROUND POWER (グランドパワー) 2009年 08月号 [雑誌] |
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GROUND POWER (グランドパワー) 2007年 05月号 [雑誌] |
GROUND POWER (グランドパワー) 2007年 04月号 [雑誌] |
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第二次大戦 日本陸軍中戦車 (ミリタリーモデリングBOOK) |
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